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Claude Codeの始め方。プログラムが書けない僕が最初の1週間でやったこと

前の記事で「プログラムが書けなくても、AIで自分の仕事道具は作れる」と書きました。この記事は、その最初の1週間の話です。何を用意して、何から頼んで、どこで不安になったか。順番どおりに書きます。

僕が Claude Code を使い始めたのは2026年の春です。先に言っておくと、最初の1週間で自分の手でやったことは、AIに教わった命令文を黒い画面に貼り付けたことが数回あるだけです。あとは全部、日本語で頼みました。

用意するもの(3つだけ)

  • パソコン。僕は Mac と Windows の両方で使っていますが、どちらか1台で足ります。
  • Claude のアカウント。僕は最初、無料で試しました。ただ、1日も経たずに利用の上限に当たりました。「お金を払えばもっと使える」と分かった時点で有料プランにしました。金額は変わるので、申し込むときに公式ページで確認してください。
  • 「これをなんとかしたい」という手作業を1つ。これが一番大事です。道具から入ると、たいてい途中で止まります。僕の場合は、毎月手書きしていたスタッフのシフト表でした。

1日目:アプリを入れて、仕事の説明をする

Claude のデスクトップアプリをパソコンに入れてログインすると、ふだんの会話とは別に、パソコンの中のファイルを触れる「Claude Code」の画面があります。僕が使っているのはここです。黒い画面(ターミナル)は、今も自分からは開きません。

最初にやったのは、アプリを作ることではなく、仕事の説明でした。

「僕は飲食店をやっていて、プログラムは書けません。毎月、スタッフのシフト表を手で作っていて、これが面倒です。どうすれば楽になりますか」

こう頼むと、AIは質問を返してきます。「スタッフは何人ですか」「今は何で作っていますか」「スタッフにはどうやって渡していますか」。この質問に答えていくうちに、自分でも「何が面倒なのか」が整理されていきました。

2日目〜3日目:最初の道具は、シフト表アプリ

最初に作ってもらったのは、スタッフのシフト表アプリです。月ごとの表に出勤を入れて、スマホで見られて、画像にして渡せるもの。

今思えば、最初の1個としては大きすぎました。スタッフの名前という「人の情報」が入りますし、全員が使うので間違えられません。これから始める人には、人の情報が入らない、自分だけが使う小さなものから始めることを勧めます。たとえば、売上の計算機のようなものです。

それでも、2〜3日で「とりあえず動くもの」はできました。見た目は味気なかったので、「もっと大きな文字で」「ボタンは下に」と、できたものを見ながら感想を言うだけで直っていきました。

「許可しますか?」にどう答えるか

Claude Code は、ファイルを作ったり、パソコンに道具を入れたりする前に「これをしていいですか」と聞いてきます。最初はこれが壁でした。何を聞かれているのか分からないからです。

僕のやり方は単純です。分からない質問には「それは何をすることですか。危ないことはありますか」と聞き返す。 AIは平易な言葉で説明してくれます。それで納得したら許可する。これを繰り返すと、1週間で質問の意味がだいたい分かるようになりました。

「全部許可」にするボタンもありますが、最初の1か月はやめておいたほうがいいです。理由は失敗談の記事で書きます。

一番不安だったこと:AIが、自分の分からない所まで先に進む

最初の1週間で一番強かった感情は、便利さより不安でした。

AIは頼んだことを、どんどん進めます。ファイルを作り、道具を入れ、エラーを自分で直します。その途中で、僕には何をしているのか分からない場面が何度もありました。「本当に大丈夫なのか」「変なものを入れられていないか」。この不安はかなり強かったです。

この不安への答えは、2つでした。

  1. 区切りごとに「今、何をしたか」を平易な言葉で説明させる。説明を読めば、分からないなりに「変なことはしていない」と判断できます。
  2. 人の情報が入るものは、鍵(本人確認)をかけるまで外に置かないという決まりを作る。これは、決める前に一度痛い目を見ました。その話は別の記事で書きます。

必要な道具はAIに入れてもらう

作ったものをスマホで使うには、インターネット上の置き場(サーバー)が要ります。そのための道具が何種類か必要でした。

ここは、自分では何も入れていません。

「このシフト表をスマホから使えるようにしたい。必要な道具があれば、あなたが入れて。何を入れるのか、その前に説明して」

こう頼むと、AIが「これとこれを入れます。理由はこうです」と説明してから作業します。僕は説明を読んで「どうぞ」と言うだけでした。黒い画面を使ったのは、AIに「この1行を貼り付けてください」と言われたときだけです。

細かい直しこそ、AIの出番だった

1週間のうち、新しいものを作っていた時間より、細かい直しをしていた時間のほうが長かったです。表示はされるのに、画像にすると端が切れる。スマホだとボタンが押しにくい。月の途中でシフトが変わると崩れる。

こういう直しは、自分でやろうとすれば一つひとつ調べる大仕事です。AIなら「ここが切れる」と写真を見せれば、数分で直ります。AIで道具を作る本当の価値は、最初の1回より、この「何度でも直せる」ことにあると、1週間で感じました。

やらなくてよかったこと

  • プログラムの勉強。本を1冊も読んでいません。必要なことは、その場でAIに聞けば足ります。
  • 高いパソコンを買うこと。普通のノートパソコンで動きます。
  • 最初から完璧な道具を目指すこと。動く小さなものを作って、毎日使いながら直すほうが、結果的に早かったです。

まとめ:最初の1週間でやること

  1. 自分の仕事を、AIに日本語で説明する。
  2. できれば人の情報が入らない、小さな道具を1つ作る(僕はシフト表から始めて、少し後悔しました)。
  3. 「許可しますか」には、分かるまで聞き返してから答える。
  4. 区切りごとに「今、何をしたか」を説明させる。不安はこれでかなり減る。
  5. 道具のインストールは、説明させてからAIに任せる。

次の記事では、そのシフト表アプリを、どう作って、どこでつまずいたかを書きます。